初診時(問診、望診、触診、徒手検査法など)
まず、ひとりひとりの症状に合った治療を心がけています。そのためには、どの部分が悪いのか、何故改善できないのか、どうすればより早く良くなるのかを十分観察する必要があります。見て、聞いて、触れて、検査を行い、どこが悪いのか、何が問題なのか、そのために何をすればいいのかをご説明致します。
また、医学的な用語は馴染みのない言葉も多いため、出来るだけわかりやすい言葉でお話したいと思っております。
徒手検査法とは・・・徒手(手)を使って行う検査のことで、この徒手検査法と問診(聞く)、望診(観る)、触診(触る)とで症状の8から9割方問題点が把握できますので重要です。
手技について
当院は手を使った施術(手技)を基本にしております。治療はもちろんのこと、治療を行うための過程にも必ず手を使います。
触診では筋肉の張りや硬さ、皮膚の温かさや弾力性、脈拍や拍動、腫れ具合、関節の可動性の確認など触れないとわからないことが多くあります。また問診、視診など行い、どの部分に対し手技を行うかを十分に観察します。
手技の基本となるポイントは、東洋医学で用いる”ツボ”、もしくは”トリガーポイント”と呼ばれる個々の症状に表れる、人それぞれ違う反応点です。トリガーポイントは引き金点とも呼ばれ、このポイントを見つけだし、その症状に合った刺激法、刺激量を加えることで、引き金を引くかのごとく、筋緊張が緩んだり、疼痛が緩和したり、本来ある関節の動きが回復するポイントのことを言います。
体には刺激して良い所とそうではない所があります。この体の持っている”ツボ”や”トリガーポイント”をうまく利用し、体に負担がないよう気を付けながら施術して行きます。
治療の内容について
治療の内容は一人一人の症状により全く異なります。同じ腰痛、肩痛でも冷やす人、温める人、指圧マッサージなど手技を中心にする人、また鍼治療、湿布処置、固定法などさまざまで、指圧マッサージなどでは押さえるツボの位置、押さえる強さなども人それぞれです。
問診、望診、触診、徒手検査法により正確に問題点を探し出し、改善の方法を順序よくご説明し、当院で出来る良いと思われることはすべて当院で、またレントゲン撮影やMRI(磁気共鳴画像診断装置)の必要が少しでもあれば病院、整形外科への依頼も行っておりますので安心して治療を受けていただけます。
室内環境について(室内温度・湿度・換気について)
室内は暑くなく寒くない温度設定を心がけています。同じ温度設定でも室内にいる人数によっても体感温度が変わる為、こまめに設定温度を変えています。
冬場など空気が乾燥しているときは、必要十分な容量の加湿器や加湿空気清浄機を使用して、湿度計を見ながら湿度50%から55%になるように注意しています。
感染症の患者さんはほとんど来られないものの、一日に数回、窓、扉を開放して換気に努めています。
当院では、厚生労働省で禁忌対象疾患に対するカイロプラクティック療法や、危険な手技とされている矯正法(首に回旋伸展動作を急激に行うスラスト法など)は、身体に損傷を加える危険が大きいため禁止しています。